2021年4月25日 死への悲しみ 生かす悲しみ
神のみこころに添った悲しみは、悔いのない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。
Ⅱコリント7:10
コリント人への手紙第二講解説教№19
Ⅱコリント7章7節-10節
パウロは第一の手紙で、コリント教会の兄姉を厳しく戒めました。分裂のこと(4:6,14,21)、不品行のこと(5:1,2)、偶像にささげられた肉のこと(10:19,20)など、単に行為としての罪だけではなく、不信者と釣り合わぬくびきを負ってはいけないと(Ⅱ6:14)、神との関係に深刻な問題をもたらすものとして見なしていました。ですから厳しく問いたださなければならなかったのです。それに対する兄姉の反応が「悲しませたけれども」であります。ここでパウロは、悲しみに二種類あることを言っています。「神のみこころに添った悲しみ」と「世の悲しみ」です。その違いをもたらすのが「悔い改め」です。悔い改めは、「思いを変える」という元の意味があります。進んでいる方向を変えることを意味します。悔い改めることは感情的な事柄よりも、むしろ意志的な事柄のほうが大きいのです。悔い改めは、罪について悲しむのではなく、罪を捨てて正しい道に進むことが目的です。意志的と言われても、自ら変えられるとは到底思えません。事実自ら出来ないので、まず求められていることは、自分の罪を正直に認めることです。人は罪を犯したことで受けた仕打ちや損失を悲しみますが、罪そのものを悲しむことをしません。悔い改めは自分が犯したことを、自分のせいにするところから始まります。周囲の人たちの責任にしていては、いつまでも悲しんだままです。罪の性質を帯びた人間にとって、罪を正直に認めることほど抵抗のあるものはありません。そこをあえて、神は迫るのです。なぜでしょう?神のなぐさめを受けるためです。「なぐさめ」と「悲しみ」はつながっています。「なぐさめ」という言葉は、自分の姿を見て悲しみ、落ち込むことを通して、初めて神との正しいかかわりに帰って行くという含みのある言葉です。キリストも、実に端的に教えとしての原則を示されました。「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです」と(マタイ5:4)。なぜ悲しむ者が慰められるのでしょう。それは私をなぐさめる方が寄り添い、私の罪の真相を示し、悔い改めを助けてくださいます。そうして私が神にお任せできることを得させてくださるのです。
2021年4月25日 週報より報告
【来 会】
☆4月18日(日)新来者の方が2名来会され、礼拝に出席されました。ようこそおいで下さいました。主の救いがあるように祈ります。
【緊急事態宣言】
☆東京都に緊急事態宣言が発出されました。本日から5月11日(火)までの期間となりますが、アクリル板を増やすなど行動中ですが、教会の対応を改めてお知らせします。
☆礼拝後、解散までの会話は短めに、玄関が混み合うことがないようにご注意ください。
☆礼拝、聖餐式、伝道活動、食事の交わり、聖歌隊、定例の各部会…この時が来ることを願いながら、今は国が強調するところの「(ウイルスを)抑え込む」に協力し合いましょう。
【本日の予定】
☆本日、日曜学校は各家庭で聖書ワークに取り組みます。成人クラス男子はリモートで行います。
☆11時から第一礼拝、14時30分から第二礼拝が行われます(二部制で、それぞれ同じメッセージが語られます)。
【青年キャンプ】
☆5月3日(月)調布教会主催のオンラインによる青年キャンプが行われます。テーマは「励もう~この時代にあって~」、説教者は石川実師です。立川教会青年会は後日オンラインでメッセージを聞きます。
【青年会】
☆オンラインによる青年会の再開を目指して、現在青年たちが検討しています。お祈りください。
2021年4月18日 慰めに満たされ
私のあなたがたに対する信頼は大きいのであって、私はあなたがたを大いに誇りとしています。私は慰めに満たされ、どんな苦しみの中にあっても喜びに満ちあふれています。
Ⅱコリント7:4
コリント人への手紙第二講解説教№18
Ⅱコリント7章2節-6節
教会における不信者(ニセ使徒)との分離によって、聖なる神との関係改善が、コリント教会の兄姉に求められています。もしそうすれば、神が彼らの父となり、彼らを神の息子、娘とするというのです。この約束を与えられているのだから、汚れから自分をきよめ、聖きを全うしようではないかと、パウロは勧めています。神の家族とされたことをヨハネ1章12節では「特権」と言っています。これは能力や力が与えられることではなくて、権利、資格のことです。その権利があるゆえに神の子どもであるということです。神に罰せられてしかるべき者に、神は「和解を受け入れてほしい」と十字架のイエスを差し出してくださいました。赦さてはならない者が赦されただけではなく、子として受け入れられたのです。そうであるから、自分をきよくせよと言われるのです。パウロは「聖きを全うしようではありませんか」と果たすべき責任があることを述べています。「御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめる」(Ⅰヨハネ7:1)とあるように、私たちは立場的にはきよくされています。その立場を生活においてもっと体験していこう、と言うことが勧められているのです。そこで大事になって来るのが「神を恐れかしこむ」ことです。様々な人間関係で尊厳と服従が重んじられない今日、クリスチャンも神に対しての尊敬が薄れ、神の権威をないがしろにする傾向があります。優しい愛の神ばかりが強調され、威厳に満ちた神を見ようとしません。聖書はどちらも事実として述べています。神への恐れは「罰せられる」イメージを持ちやすいですが、罪人に和解を懇願される方が罰することは矛盾が生じます。正しい神への恐れとは、「罰せられても仕方ないこの私を、こんなに愛してくださっておられる」と思い抱くところに生じる恐れです。「愛に満ちておられるのに、罰する神と見ていたことに気づくところの恐れで、必ず神への感謝に結びつく恐れです。
ていますが、神の家族の約束が与えられていることを知っている人は、おのずと自分をきよくしていきます。
第一ヨハネ3章2節で「神の子ども…キリストに似た者となることが約束されていて、同じ3節で、「この望みをいだく者は…自分を清くします。」とあるとおりです。
2021年4月18日 週報より報告
【来 会】
☆4月11日(日)新来者の方が来会されました。ようこそおいで下さいました。主の救いがあるように祈ります。
【退 院】
☆4月15日(木)教会員兄が退院されました。お祈りを感謝します。
【ドルカス会】
☆4月15日(木)ドルカス会が行われました。久しぶりの再会で、みことばと主との交わりを喜び合いました。
【本日の予定】
☆本日、10時20分から多目的室でキッズクラスを行います。他のクラスは聖書ワーク(自宅)、及びリモートで行われます。
☆11時から第一礼拝、14時30分から第二礼拝が行われます。
【青年キャンプ】
☆5月3日(月)調布教会主催のオンラインによる青年キャンプが行われます。オンラインで行うものの、感染が再び拡大する中、青年たちが各教会に集まること、オンラインが4時間以上に及ぶことから、直接の参加を見送りました。後日録画されたメッセージをそれぞれ視聴する予定です。今後の青年会再開も含め、青年たちのためにお祈り下さい。
【換気】
☆礼拝中は、礼拝堂のドアをお閉めください。ドアを閉めたほうが換気状態が良い(ロスナイ換気)ためです。
2021年4月11日 神を恐れかしこんで
愛する者たち。私たちはこのような約束を与えられているのですから、いっさいの霊肉の汚れから自分をきよめ、神を恐れかしこんで
聖きを全うしようではありませんか。
Ⅱコリント7:1
コリント人への手紙第二講解説教№17
Ⅱコリント6章16節-7章1節
教会における不信者(ニセ使徒)との分離によって、聖なる神との関係改善が、コリント教会の兄姉に求められています。もしそうすれば、神が彼らの父となり、彼らを神の息子、娘とするというのです。この約束を与えられているのだから、汚れから自分をきよめ、聖きを全うしようではないかと、パウロは勧めています。神の家族とされたことをヨハネ1章12節では「特権」と言っています。これは能力や力が与えられることではなくて、権利、資格のことです。その権利があるゆえに神の子どもであるということです。神に罰せられてしかるべき者に、神は「和解を受け入れてほしい」と十字架のイエスを差し出してくださいました。赦さてはならない者が赦されただけではなく、子として受け入れられたのです。そうであるから、自分をきよくせよと言われるのです。パウロは「聖きを全うしようではありませんか」と果たすべき責任があることを述べています。「御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめる」(Ⅰヨハネ7:1)とあるように、私たちは立場的にはきよくされています。その立場を生活においてもっと体験していこう、と言うことが勧められているのです。そこで大事になって来るのが「神を恐れかしこむ」ことです。様々な人間関係で尊厳と服従が重んじられない今日、クリスチャンも神に対しての尊敬が薄れ、神の権威をないがしろにする傾向があります。優しい愛の神ばかりが強調され、威厳に満ちた神を見ようとしません。聖書はどちらも事実として述べています。神への恐れは「罰せられる」イメージを持ちやすいですが、罪人に和解を懇願される方が罰することは矛盾が生じます。正しい神への恐れとは、「罰せられても仕方ないこの私を、こんなに愛してくださっておられる」と思い抱くところに生じる恐れです。「愛に満ちておられるのに、罰する神と見ていたことに気づくところの恐れで、必ず神への感謝に結びつく恐れです。
私たちには霊肉の汚れがくっついていますが、神の家族の約束が与えられていることを知っている人は、おのずと自分をきよくしていきます。
2021年4月11日 週報より報告
【イースター礼拝の祝福】
☆4月4日(日)イースター礼拝が行われました。世界全体のコロナの混乱下において、信仰者が復活の信仰に立つことは、偉大な責任と言うことが出来ます。私たちが立たなければ、他の人たちは立つことは決して出来ません。日々全ての勝利者であるキリストを証しして行きましょう。
【来 会】
☆4月4日(日)清水教会の方が来会されました。ようこそおいで下さいました。祝福を祈ります。
【祈 り】
☆4月7日(水)教会員の兄の手術が無事行われました。お祈りを感謝します。回復のために、特に神経の回復のためにお祈り下さい。
【本日の予定】
☆本日、10時から多目的室で成人クラス男子、礼拝堂でジュニアクラスの集会が行われます。
☆11時から第一礼拝、14時30分から第二礼拝が行われます。本日メンバーの入替え日です。
☆本日の午後礼拝メッセージ配信はお休みです。
☆第一及び第二礼拝後、青年キャンプについて、お知らせがあります。青年たちは礼拝堂前方の椅子に着席した状態でお集まり下さい。
【今後の予定】
☆4月15日(木)10時30分からドルカス会を行います。
☆4月18日(日)10時20分からキッズクラスを行います。
【日曜学校だより】
☆日曜学校だより4月号が配信されました。お読みください。(作成:有本歩師)
2021年4月4日 主の復活記念 至高の希望
イエスは彼女に言われた。「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」彼女は、それを園の管理人だと思って言った。「あなたが、あの方を運んだのでしたら、どこに置いたのか言ってください。そうすれば私が引き取ります。
ヨハネ20:15
ヨハネの福音書20章1-18節
イエスの死と埋葬の記述を、「死の中にいのちがある」と指摘した著者がいます。これは人間が理解する事柄ではありません。信ずべき事柄です。ローマ政府によってイエスの墓石に封印がされたこと、その墓石が開いていたこと、またイエスのご遺体に巻かれていた亜麻布が巻かれたままの状態で置いてあったこと、ご遺体がなかったことを、ヨハネとペテロが見ました。そして彼らはイエスが死人の中からよみがえらなければならないという聖書を信じました。しかし、マグダラのマリヤは墓のところにたたずんで泣き続けています。彼女の言動からイエスを心から愛していたことがわかりますが(13.15)、愛するお方を亡くしただけではなく、ご遺体が盗まれてしまったと思い心が張り裂けそうなマリヤに対して、「なぜ泣いているのですか」とのふたりの御使いの質問は、あまりにも配慮に欠けていると思われるでしょう。ただ、よみがえられたイエスも、同じようにマリヤに尋ねておられるのです。イエスも、イエスに従う御使いも、泣く必要がないのに泣いているので尋ねているのです。詩篇の作者もしばしば、神が何か遠くにおられるような感じがして、「なぜ、あなたは私をお忘れになったのですか」(詩42:9)などと神に訴えています。私たちも、自分の中だけで神の不在が成立しているという経験をしているのではないでしょうか。神は私たちのことを忘れはしません。あえて沈黙されているのです。それは、神がいつも私たちとともにおられることを気づかせるためです。マリヤに対しての質問も、泣く必要がないことに気づかせるためなのです。イエスキリストの復活と顕現は、まさにそのことの確かな証拠なのです。私たちは主の復活のもたらす効力にもっと気づかなければなりません。そして気づいたならば、イエスは極めて重要な事柄を、人々に告げるようにお命じになります。17節のことばです。これは、御父と御子の永遠のかかわりの中に、私たちが招かれるということです。それは、子とされたということであり、死がないということであり、永遠の親しい交わりが与えられたということです。
2021年4月4日 週報より報告
【イースター礼拝】
☆本日は、主イエスキリストの復活を記念するイースター礼拝です。イエスの復活は最も信じがたい事柄ではなく、最も信じるべき事柄です。また、イエスの復活は理解すべき事柄ではなく、信じるべき事柄です。コロナ禍にあって聖書信仰の神髄である復活を、記念すべき今日、信じましょう。
【本日の予定】
☆本日、10時から自宅にて日曜学校の聖書ワークを行います。成人クラス男子はリモートでマルコの福音書を学びます。
☆11時からの第一礼拝、14時半からの第二礼拝はイースター礼拝として、左記の聖書箇所から語られます。午後礼拝のメッセージ(エペソ人への手紙)は自宅配信されます。
【今後の予定】
☆4月11日(日)10時から成人クラス男子を多目的室で行い、10時30分からジュニアクラスを礼拝堂で行います。
☆4月15日(木)10時30分からドルカス会を行います。
☆4月18日(日)10時30分からキッズクラスを行います。
【教会だより】
☆教会だより6号が配信されました。(編集担当:井口知輝兄 寄稿:荒井夢沙志兄、井口奈保美師、牧師 挿絵:岡田謙児兄)
【祈り】
☆4月7日(水)教会員の手術が行われます。手術の成功と万全な回復のためにお祈りください。
2021年3月28日 心を広くしてください
私は自分の子どもに対するように言います。それに報いて、あなたがたのほうでも心を広くしてください。
Ⅱコリント6:13
コリント人への手紙第二講解説教№16
Ⅱコリント6章11-18節
心を開いて、コリントの兄姉たちに語るパウロがいます。育ての親に向かって「気が狂っている」と非難する兄姉に対して心を開くことは簡単なことではありません。神の助けを頂いて(6,7節)初めて出来ることです。第一の手紙でパウロは、兄姉たちを厳しく戒めました。それに対して彼らは「パウロに支配された、操作された」と思ったのでしょう。それをパウロは「自分の心で自分を窮屈にしている」と指摘しました。確かに、傷つけられたくないから心を閉じることは自分の操作です。それは神の支配と自由の中に生きる信仰者にとっては不信仰な行為です。そのような兄姉に対してパウロは、「心を広くしてください」とお願いしているのです。そう願う直接の理由があります。それは徹底した神との関係改善です。すなわち「不信者と、つり合わぬくびきをいっしょにつけてはいけません」との教えです。コリントの兄姉たちに対して語る「不信者」とは、偽使徒たちのことです。「彼らが偽使徒です」とパウロが直接言わないのは、兄姉たち自身にそのことを考えて欲しいからです。「くびき」とは二頭の家畜の首に固定して、より力強く仕事をさせる横木のことです。申命記22章9—11節を見ると、牛とろばを例につり合わないくびきを教えています。力の差があって返って力が削がれます。性質の違うものを区別しなければならないという教えで、手紙には「光とやみ、キリストとベリアル(サタン)」というふうに聖と俗を区別(聖別)しなければならないと述べています。聖さは純粋であることを求めます。純粋とは混じりけのないことを意味します。「神のことばに混ぜ物をして売るようなことはせず…」(2:17)、「神にも仕え、また富にも仕えるということはできません」(マタイ6:24)等の教えにもあるように、聖と俗のはっきりとした区別を意識して生きることをパウロは教えています。聖か俗かの区別は簡単ではありません。偽使徒たちも神のことばを教えていましたから。判断するためには、調べ(尋ね)、探り、よく問いただす作業が必要です(申命記13:13,14)。この霊的作業を行うのに、心が窮屈な状態のままでは出来ません。このためにこそ、心を広くしなければならないのです。
2021年3月28日 週報より報告
【紙面総会】
☆3月21日(日)紙面による総会が行われました。昨日まででご意見、ご質問はありませんでした。2021年度は紙面に基づいて教会の働きを進めて行きます。なお、各計画については、コロナの状況により変更する場合があります。
【本日の予定】
☆本日、10時30~45分にジュニアクラスを再開します。ショートメッセージと卒業式が行われます。他のクラスは自宅にて聖書ワーク、成人クラス男子はリモートで行います。
☆11時から第一礼拝、14時半から第二礼拝が行われます。午後礼拝のメッセージ(エペソ人への手紙)は自宅配信されます。
【緊急事態宣言解除後の対応】
☆緊急事態宣言解除に伴い、昨日教会対応の添付書類を配信しました。部会、時間限定による打合せ等が再開されます。礼拝は引き続き二部制です。解除とはいえ、感染者数が増加傾向にあります。消毒等基本的対応は確実に行いましょう。霊的には、与えられた中で、主との交わり、兄姉との交わりを保ちましょう。
【今後の予定】
☆本日から3日(土)まで受難週となります。身代わりのイエスキリストを覚えましょう。
☆4月4日(日)主の復活を記念するイースター礼拝を行います(第一、第二礼拝)。
2021年3月21年 神の恵みをむだに受けないように
私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください
Ⅱコリント6:1
コリント人への手紙第二講解説教№15
Ⅱコリント6章1-10節
私たちの代わりに、罪を知らないイエスが、罪そのものとされました。神に対して違反行為を重ね続け、今なお反抗し続ける人は、即座に罰せられてしかるべきですが、「お願いだから、わたしの和解を受け入れてほしい」と神は懇願されるのです。神の和解を受け入れた人は赦されただけではなく、「神の義」としてくださいました。私たちがキリストの正しさを頂いたということです。それ故に御国に入る約束を得、神の子どもとして迎えられ、神の相続を受け継ぐことまで約束されているのです。恩赦以上のものを頂いた死刑囚の虫の良過ぎる出来事は、キリストの十字架と復活によって成り立っているのです。この神の恵みをむだにうけないようにとパウロから投げかけられています。パウロの恵みに応えた生き方に対して、そう応じないコリントの兄姉たちは、サタンに欺かれ、偽使徒たちにより、パウロとの関係を壊されました。その彼らに神の和解を素直に聞き入れなければならないと、パウロは訴えています。そこに引用されたイザヤ書のことばで最も伝えたいことは、「今」ということです。偽りによって信頼を崩された今、メッセージに応答しなければならないと迫っています。神の和解のメッセージは素晴らし過ぎるので、今すぐ応答するべき即時的な性質を持つのです。私たちも、語られたみことばに対して、「おりを見てから、未熟な信仰が成長したら」などと先延ばしにしてはなりません。
パウロはメッセージの素晴らしさゆえに、伝える務めがそしられないための心得を持っていました。福音の働きゆえに起る数々の困難は肉体的にも精神的にも非常な忍耐を要するものでした。その困難に対してどういう態度を取るのか、それによっては自分の務めがそしられるか否かを問われるのです。例えば、労役(肉体労働)が課せられたとき、パウロは「やっていられない」とののしるのではなく、純潔を保ちました。毎日疲労困憊しても、怒り散らすのではなく寛容さを保ちました。パウロの凄さではありません。彼は自分の限界の中で、神の持つ様々な賜物、力により、自分の務めがそしられない態度を示すことが出来たのです。
2021年3月21日 週報より報告
【紙面総会】
☆先週、配信した予算案に関して、ご意見、ご質問は特にありませんでした。
☆本日、紙面による総会です。配布された総会資料を良く読み、ご意見、ご質問があれば、ご連絡ください。特にない場合には賛同と見なします。
【本日の予定】
☆本日、10時から各家庭にて日曜学校聖書ワークを行います。成人クラス男子はリモートで行います。
☆11時、14時半から礼拝が行われます。午後礼拝のメッセージ(エペソ人への手紙)が配信されます。
【緊急事態宣言解除】
☆コロナウイルスによる緊急事態宣言が本日解除となります。それに伴う教会の対応は、今週中にお知らせします。
☆宣言は解除となりますが、感染者の下げ止まりや変異種ウイルスの広がりから、基本的な対策を保ちます。ウイルスは長期化となるので、教会における交わりも、安全と工夫で大切にしてきます。
【今後の予定】
☆3月28日(日)宣言解除に伴い、10時30~45分にジュニアクラスを再開します。その中で卒業式も行います。
☆3月28日(日)から受難週となります。復活の記念を前に、十字架のイエスを覚えましょう。
☆4月4日(日)イースター礼拝を行います(第一、第二礼拝)。
2021年3月14日 和解の務め
これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。Ⅱコリント5:18
コリント人への手紙第二講解説教№14
Ⅱコリント5章18-21節
キリストのうちに新しく造られた者には「和解の務め」が与えられたと、関係修復中のコリント教会の兄姉たちにパウロは語りました。この務めが与えられたのは、神がキリストによって私たちをご自身と和解させてくださったからです。一般的に和解とは、もめ事があった者同士が譲歩し合って仲直りすることです。神と人との場合、神の側にもめる原因は一つもないので、神が譲歩することはおかしなことです。しかし聖書は、神のほうから和解したと言っています。生まれながらに罪を持つ人間は、今も神に背き続けています。背いているにもかかわらず、それに気づこうともしないのです。そのような背信者に和解の手が差し伸べられたのです。聖書が言う和解の務めは、争っている双方の寄りを戻す調停役ではありません。和解を誠意を込めて頼み込む「懇願」の務めです。放蕩息子のたとえ話(ルカ15:11~)に登場する父の姿に、和解の務めを見ることが出来ます。父から離れ、好き勝手に生きた末に、生きる術を全てなくした弟息子が立ち返ったときの父の動作に注目しましょう。息子の帰りをずっと待ち続けたために、子を見つけ、かわいそうに思い、父のほうから走り寄り、抱き、何度も口づけをし、息子として迎えました。これが誠意を込めて和解を頼み込む懇願の姿です。実はたとえに登場する兄息子への対応にこそ和解の務めを見ることが出来ます。父と共に住みながら、父の喜びも悲しみも共感しようとせず、自分の価値基準で、ひたすら律法を守ろうと生きて来た兄です。彼は結局、弟も乳をも断罪しました。そんな息子に父は、「いろいろとなだめてみた」(15:28)のです。繰り返し繰り返し、呼び寄せ、なだめ、元気づけ、懇願したのです。弟も罪人、兄も罪を自覚しない罪人です。その者に対して、なだめることを止めない、それが神からの和解です。これは相手の罪を見過ごしたのではありません。聖書が繰り返し主張している「キリストによって…和解させ」(18)「キリストにあって…和解させ」(19)、「罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました」(21)つまり、罪のないキリストを、罪そのものとされ、滅ぶべき私たちを十字架によってなだめてくださったのです。新しく造られた者は、このような和解における神の懇願を宣べ伝える「キリストの使節」としての使命が与えられました。パウロがそれであり、コリントの兄姉たちに手紙を通してメッセージを送ったのです。彼らがそれを聞いているうちに、パウロに対する間違った悪意に気づかされたのではないでしょうか。彼らもキリストの使節であることを。私たちもです。
2021年3月14日 週報より報告
【報告】
☆3月8日(月)、9日(火)JBBFリモート総会が行われました。新理事長に石川安義師(千葉BBC)、新海外宣教委員長に佐藤一彦師(太田BBC)が選出、また、先日牧師を退任されたケネスボード師がリモート集会の中で証しをしてくださいました。
【信仰約束献金】
☆2021年度の対外的な宣教のために約束された信仰約束献金の月額合計は、14件で109,700円となりました。大きな祝福です。
【本日の予定】
☆本日、10時から各家庭にて日曜学校聖書ワークを行います。成人クラス男子はリモートで行います。
☆本日は二部制礼拝のメンバー入替え日です。午後礼拝メッセージ(エペソ)の配信はお休みです。
【今後の予定】
☆☆3月21日(日)紙面による教会総会を行います。各部委員会の今年度報告、新年度計画は本日までにご提出ください。
☆4月4日(日)イースター礼拝を行います(第一、第二礼拝)。
【予算案】
☆本日、教会総会に先立ち、教会員メールにて、2021年度予算案を添付しました。ご意見、ご質問のある方はお知らせください。
【JBBF】
☆若葉聖書バプテスト教会より、25周年記念誌が届いています。