2024年5月26日 説教テーマ「主に信頼せよ」

あなたの道を主にゆだねよ。 主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。 詩篇37篇 5節 詩篇37篇1-9節  詩篇 37 篇を記したダビデは敬虔なイスラエルの王でしたが、彼は人生の中で多くの苦難や困難、試練を経験しました。彼は、主なる神への信頼をベースに 5 つの勧めを記しています。 ① 「悪を行う者に腹を立てるな」(1節) ここで言及されているのはねたみを伴う怒り、すなわち「なぜ、このような悪がまかり通っているのか」といった感情です。こういう感情に留まり続けているといつも何かに対してイライラしていて、怒りを原動力として人生を歩んでいくようになります。しかし、悪人はやがて草のようにしおれてしまいます。悪や不正は必ず過ぎ去ります。だから腹を立てなくてよいのです。 ②「善を行え」(3節) 私たちは生活の営み全般、すなわち家族関係、仕事(職場の人間関係)、学校(友人関係)、教会での人間関係などにおいて善を行い、徳を高めていきます(ピリピ 2:3)。 ③「主を自らの喜びとせよ」(4節) 神が私に良くして下さったことではなく、神そのものを喜びとします。もし自分の願い通りにならなかったら、「神は私の願いをかなえて下さらなかった」のではなく「その願いはかなえられなくて良かった」のです、 ④「道を主にゆだねよ」(5節) 私たちは時に不当な扱いを受けることがあります。そういう時、私たちは自分の力でそれを払拭したくなりますが、忘れてはならないのは、主はすべてご覧になっていて、主が正しく取り扱って下さるということです。だからこそ私たちは安心して自分の道を主にゆだねることができるのです。それを究極的に実践なさったのがイエス・キリストです(マタイ 26:39)。 ④「耐え忍んで主を待て」(7節) 私たちは悪人が栄えているのを目の当たりにすることがあります。でも、悪を行う者は必ず断ち切られます(9 節)。ですから主の前に静まり、忍耐をもって主を待ち続けましょう。