2013年1月13日 インドネシア宣教(説教者田村成幸宣教師)

わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。
ヨハネ15:26


ヨハネ15:14-16:1から

 私たちを友としてお選びくださったイエスは、宣教の実を結ぶために任命し、遣わされます。信仰者が互いに愛し合うことでキリストの愛を表し、実を結ぶ(福音の働き)と世に憎まれると主は教えます(18)。迫害される事実を教える以上に、迫害された状態の中で、いかにして実を結ぶべき信仰を保っていることができるか注意深く教えています。

 一つはなぜ迫害が起こるのか、その性質にも触れています。もし私たちが世のものだったら迫害が起こるどころか、世に愛されると教えています(19)。ところが私たちは世のものではない、イエスが世から選び出してくださったからだ、だから世は憎むと教えています。「しもべはその主人にまさるものではない」(20)と、十字架につかれるほど憎まれた師の弟子であるなら、憎まれないはずはないこと。迫害そのものは喜ばしいものではないけれど、私たちが世のものではなく主のものであることの証拠でもあります。それは喜ばしいことです。

 もう一つは聖霊の助けです(26)。キリストを証言する私たちが迫害によって損なわれないように見守ることが聖霊の働きです。これらのイエスの教えの通りにするならば、どんな迫害が起こっても、私たちの信仰は確固として揺り動かされることがないでしょう。キリストの愛のうちにとどまらせてくださり、友としてのイエスの選び、任命、派遣、結実、聖霊の助け…私たちが努力すべきことは多くはありません。ただこのイエスの教えを忠実に守るのみです。あとは全部主がやってくださいます。真実な宣教はここにあります。