2013年2月24日 使徒の働きー神への恐れを感じた時ー

 しかし、私は、彼らが異端と呼んでいるこの道に従って、私たちの先祖の神に仕えていることを、閣下の前で承認いたします。私は、律法にかなうことと、預言者たちが書いていることとを全部信じています。

使徒24:14

講解説教79
使徒の働き24:10-25

 ローマとユダヤのそれぞれの法廷で弁明をくり返したパウロは、3回目にローマ総督のもとで裁判を受けました。訴える者がいて、それと戦い、有罪か無罪かを決める席上です。博学なパウロは裁判での発言の仕方も良くわきまえていて、筋道を立てて正義を語っています。しかしパウロがそこで望んでいることは、有罪か無罪かということではありません。勝つことでもありません。そこでもイエスキリストを証することです。ユダヤ人たちはパウロを、ユダヤ教から出た異端の一派(ナザレ人という一派の首領)と見ています。パウロは彼らの告訴内容を認めて、「私は、彼らが異端と呼んでいるこの道に従って…」と自分の信仰を告白しています。そんなことを認めたら不利です。しかし彼のこだわりはそんなところにはありません。相手が自分に対してどのように見なしていたとしても「この道」すなわちキリストの道が、まことの神に仕え、聖書に書いてある全部を信じていることにおいて、間違っていないことを確信していました。

 自分がクリスチャンであることを相手はどう思うだろうか?と考えたとき、証する動機をパウロから学ぶべきです。キリストを証するのに自分自身の中に動機があってはなりません。パウロはキリスト教信仰の中心である死者の復活についても語りました。総督ペリクスは裁判をつかさどる者としてではなく、個人的なかかわりとして、パウロからキリストを信じる信仰について聞きました。福音の内容である正義、節制、やがて来る審判を聞いた時、恐れを感じました(25)。これは神の前に抱く健全な恐れであり、救いの最良の機会です。ところが彼はそれを退けたのです。「また次の機会に!都合のいい時に…」心をかたくなにして機会を延ばさないでください。その時こそ神を求めてください。

 

2013年2月24日 週報より報告

【報告】
☆2月21日(木)ドルカス会の礼拝が行われました。
☆2月23日(土)神学生の引越しが行われました。
【総会の準備】
☆各部、委員会は総会資料として、今年度の活動報告と来年度の計画を3月10日(日)までに、メールにて提出してください。
☆小山先生ご夫妻が派遣されるのに伴い、奉仕の引継ぎなど、働きを補い合っていく必要があります。主からのヴィジョンによると教会は実を結んでいく年です。主は教会の献身的な働きを求めておられます。
【予定】
☆昼食後に伝道委員会を行ないます。
☆14時の午後礼拝は小山師が担当します。
☆会堂清掃後、聖歌隊の練習を行います。
☆3月10日(日)礼拝に入江宣教師ご夫妻を迎えます(インドネシア宣教報告)。
☆3月10日(日)14時から臨時教会会議を行います。総会に備えて来年度予算案の検討を行ないます。
☆3月17日(日)14時から教会総会を行います。(この日の午後礼拝はありません)
【JBBFフェローシップ】
☆3月11日(月)~13日(水)日本バプテスト・バイブル・フェローシップの総会が浜松で行われます。牧師が立川教会の代議員として出席します。

2013年2月17日 使徒の働き-勇気を出しなさい-

その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない。」と言われた。
                    

使徒23:11

講解説教78
使徒の働き23:2-11

 「その夜、」パウロは主の励ましをいただかなければならないほど」失望しました。その原因を探り、失望する必要がないことと、勇気を出してキリストをあかしていくことを学びます。
 パウロはユダヤ議会であかしの機会を得ました。ところが大祭司の不当な扱いを受けて、彼を強く非難しました(3)。大祭司であることを知らなかったパウロは、「民の指導者を悪く言ってはいけない」(5)との聖書の教えに従って陳謝しました。不当な大祭司への対応も、聖書の教えに従うゆえに詫びる謙虚さも、きよい良心に基づく揺るがない信仰姿勢です。更には混乱した議会の人々に対して、わずかな可能性であるかもしれませんが、「死者の復活の望み」と言って、キリストをあかししました(6)。結果は失敗…失望しました。失敗に目が行ったのです。その時に主がパウロのそばに立ってくださいました。つまり、彼は思い煩う材料に心が支配されたことで、主がそばにおられることがわからなくて失望しました。「見よ。わたしはあなたとともにあり…」ヤコブは眠りからさめて「まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった」(創世記28:15,16)旧約のヤコブも同じ心境です。もう一つの失望の原因は、「…ローマでもあかししなければならない」と励まされていることから、主のみこころが一時的にわからなくて失望しました。方法ややり方で失敗することがありましょう。そこに引き出されて、自分の判断に従うと落胆します。しかし主の決断に従うなら守られます。いかに主の決断に従うことに満足するかが重要です。「勇気を出しなさい」は「しっかりせよ」とも訳します。しっかりすべき確かな根拠はキリストです。ですから、しっかりしましょう。

2013年2月17日 週報より報告

【信仰約束献金】
☆信仰約束献金の更新は本日が提出日です。礼拝時に献金カゴへお入れください。「蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。」(Ⅱコリント9:10)

【お祈り】
☆病の中にある方々のためにお祈りください。

【ジュニアキャンプ申込み】
☆3月28日(木)-30日(土)に行なわれるジュニアキャンプ参加を申し込まれる方は今週中に、中高科の先生にお申し出ください。スケジュール、分科会など一階の掲示を参考にしてください。

【予定】
☆14時からの午後礼拝は牧師が担当します。
☆会堂清掃後、聖歌隊の練習を行います。
☆2月21日(木)10時30分からドルカス会の礼拝が行われます。
☆2月24日(日)昼食後に伝道委員会を行います。
【ゲスト説教者】
☆3月10日(日)礼拝にインドネシア宣教の入江一義宣教師を迎えます。宣教報告とメッセージをお願いしています。
☆4月14日(日)礼拝に名古屋サウスサイド・バイブルバプテスト教会の藤野千郷先生をお迎えします。

2013年2月10日 使徒の働き -全くきよい良心をもって-

パウロは議会を見つめて、こう言った。「兄弟たちよ。私は今日まで、全くきよい良心をもって、神の前に生活して来ました。」
使徒23:1


講解説教77
使徒の働き22:22-23:1

 正しく生活するためには、正しい判断が必要です。どちらが正しく、間違っているのか?どちらが悪で、善なのか?行動を起こすべきなのか、待つべきなのか?パウロの判断基準は「全くきよい良心」でした。これがクリスチャンの持つ判断基準です。他に選択肢があるというものではなく、唯一最高の判断基準がこれです。

 今パウロは、異邦人にかかわったことでユダヤ人の反対を受けています。反対する彼らに弁明する機会を得て、パウロが証したことは、自分が救われ、異邦人伝道に導かれたということです。火に油を注いだようなものです。この時のパウロの判断基準はユダヤの常識でも、相手の状況でもありませんでした。彼は自分を守る意識以上に、主が彼に示されたみこころを行ないました。この時パウロはローマ市民権も主張しました。ローマ市民にはむち打ちの拷問を免れる法律がありました。自分を守るためではありません。相手に罪を犯させないために主張したのです。

 正しい判断をしようと思っても、相手や状況によって、その判断が変わってしまうことがあります。その判断で自分が不利になることがわかっていればなおさらです。信仰とは無関係の一般社会においてこそ、きよい良心にもとづく、信仰的な行動が必要です。社会の常識と信仰の常識とを切り替えるのでもありません。二つの常識が並列しているのでもありません。私たちは何によって判断し、生活していくのか、よく考えましょう。「私は今日まで、全くきよい良心をもって、神の前に生活してきました。(ユダヤ人の常識の中でも、ローマ社会の常識の中でも)」信仰を貫き切ることのできない勇気のなさがあるかもしれません。しかし生活している中でこそ、ゆだねる信仰に挑戦すべきです。主の教えのとおり!を体験しましょう。

2013年2月10日 週報より報告

【宣教大会の祝福】
☆2月3日(日)ロバート・バーリー先生を講師に迎えて宣教大会が行われました。Ⅱコリント8:1-5を通して、主に喜んでささげる献身の思いを新たにさせられました。日曜学校ではバーリー先生が救いに始まり、宣教師に導かれた証を語ってくださいました。

【ドルカス会】
☆2月7日(木)ドルカス会で聖書の学びが行われました。マルコ6:6-13から、伝道の働きにおいていかにキリストだけを頼って行なうか、十二弟子の訓練から学びました。

【信仰約束献金】
☆来年度の信仰約束献金を更新される教会員は2月17日までに献金カゴへお入れください。主は喜んでささげる者を祝福します。そのささげるものをも備えてくださるほどの祝福を約束されています(Ⅱコリント9:10)

【お祈り】
☆いやしを必要としている方々のためにお祈りください。

【駐車場】
☆駐車場の砂利の下部分の土が、凍結と解凍をくり返し、土部分が露出している状態です。冬期を過ぎてから改善しますが、なるべく靴の汚れを取ってからお入りください。

【予定】
☆本日、第二週のため午後礼拝はありません。
☆会堂清掃後、聖歌隊の練習を行います。
☆3月10日(日)礼拝にインドネシア宣教の入江一義宣教師を迎えます。宣教報告とメッセージをお願いしています。
【フェローシップ】
☆2月11日(月)清水聖書バプテスト教会の浜田献伝道師と長泉伝道所の道下義嗣伝道師の按手礼式が清水教会で行われます。
☆JBBF海外宣教委員会は来期からマイケルバーゲット師を委員長として推薦しました。
牧師は国内宣教委員会の任期が今年度で終了します。

2013年2月3日 宣教大会-自分自身をまず主にささげる-

そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにも委ねてくれました。

Ⅱコリント8:5

 「わたしの父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネ15:26)宣教の実りと進展のために、『宣教はいばらの道であって安易な道ではない』という聖書の正しい理解を持ちましょう。そうすることで聖霊の確かな助けを得ることができるからです。

 イエスの十字架の死と復活、私たちはイエスのこの福音によって世から、救われました。クリスチャンはこの福音に生き、また語ると世の反対(迫害)にあいます。これはクリスチャンが世から選び出された御国の民なので必ず生じる反応です(ヨハネ15:19)。この民の性質を知らないために、世の反対を恐れ、また同調して、「社会のために」と言って教会が世俗化していくのです。エルサレム教会が迫害を受け、福音を語った指導者が捕らえられたとき、聖霊の助けがありました。「そのとき、ペテロは聖霊に満たされて、彼らに言った…」(使徒4:8)聖霊はペテロにイエスそのものを益々語らせるように助け、その結果、福音を語るペテロがイエスとともにいた者だということが反対者たちに分かって来ました(使徒4:13)。宣教の目的はイエスを証言することです(使徒4:20)。それをさせてくださるのが助け主である聖霊です。ペテロたちを逮捕するほどの反対者たちの勢いまでも聖霊によって抑えられてしまい、なおも彼らは「神のことばを大胆に語りだした」(使徒4:31)のでした。

 世の反対があることが進展する宣教の前提です。反対が起きないように宣教するという教えは聖書にありません。イエスの約束の聖霊がエルサレム教会で成就しているように、ここでも即座に働かれます。約束の通りにすれば。

2013年2月3日 週報より報告

【来会】
☆1月27日(日)礼拝に新しい方々が出席されました。ようこそおいでくださいました。祝福があるように。

【宣教大会】
☆本日の礼拝は宣教大会です。キリストの十字架と復活の福音を宣べ伝えることが宣教です。これは人々の救いのために教会がどうしてもしなければならないことです。そのための新たな志を立てさせ、実行していくための集会です。
☆講師に稲毛聖書バプテスト教会牧師のロバート・バーリー先生をお招きしています。バーリー先生はペンシルバニア州出身の宣教師です。9歳のときに信仰告白、11歳の時に、アラスカへの宣教師のスライドを見て、伝道者への思いが神から与えられました。高校卒業後神学校に入学、あるとき説教を通して宣教師への志が与えられ、日本への宣教師へと導かれました。1981年に真理子先生とご結婚、1985年初来日、1988年から稲毛教会で従事されています。二人の娘さんと一人の息子さんのお父様です。

【信仰約束献金】
☆信仰約束献金の用紙は2月17日までに献金カゴへお入れください。

【お祈り】
☆牧師はインフルエンザのため本日お休みです。回復をお祈りください。
☆病の中にある方々のためにお祈りください。

【予定】
☆14時から午後礼拝、小山師が担当です。
☆午後礼拝後、聖歌隊の練習を行います。
☆2月7日(木)10時30分からドルカス会で聖書の学びを行います。