2013年3月10日 インドネシア宣教 入江一義宣教師

この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」イエスがガリラヤこのほとりを歩いておられたとき…
マタイ4:17、18

 「この時から、イエスは宣教を開始して…」(マタイ4:17)弟子を召し出すためにガリラヤ湖畔を歩かれ、また病気を直され、福音を宣べ伝えるためにガリラヤ全土を巡りました(マタイ4:18-22)。福音とそれを伝えるイエスの実行力をしっかりと見ることができます。

 この師に倣うのが弟子である私たちです。イエスが行われたとおりのことを行うのです。師から多くのことを学ぶのが弟子ですが、イエスが私たちに望むことは、みことばを行うことです。学ぶことだけでは行うことにならず、それを問い、正しく解釈しても行ったことになりません。イエスが私たちに求めていることは「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい…」(マタイ28:19)、「あなたがたは行って実を結び…」(ヨハネ15:16)、「良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いてそれを悟る人のことで、その人はほんとうに実を結び」(マタイ13:23)とあるように宣教の実行です。

 宣教実行の原則は良く学んだら実行できるようになるのではなく、「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、力を受け…。」(使徒1:8)て、神が実行させてくださるのです。みことばを信じている教会がほとんどです。みことばを語る教会もほとんどです。みことばを実行する教会となると極端に少なくなります。多くの教会で宣教の実が見られないからです。私たちは是非ともイエスのことばを行いましょう。主がすぐさまガリラヤ湖畔で弟子となる人々を探されていたように、現場に出て行って開始しましょう。そうすれば主は必ず実りを経験させてくださいます。今証している現場と、次なる新たな宣教現場にも向かいましょう。教会も新たな宣教の場を開拓していかなければなりません。来年の今頃、霊的収穫の豊かさに喜んでいることでしょう。