2015年12月20日 クリスマス礼拝 特別なクリスマス

しかし定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わし、この方を、女から生まれた者、また律法の下にある者となさいました。
ガラテヤ4:4


ガラテヤ人への手紙4章4-5節

 律法の下にある者を贖い出すためにお生まれになったのがイエスキリストです。律法とは、人間が隣人と共に生きるための基本的な教えです。殺してはならないという律法があって初めて人は殺すことはいけないことがわかります。「律法の下にある」というのは、私たちが真に生きるために必要な律法を守ることができない状態にあります。悪い仕打ちを他人から受けたとしても「赦しなさい」と律法は教えます。しかし人は仕返しするのが当然のように行動します。怒る権利さえ持っていると。しかしその権利を使えば使うほど、その人は束縛され、支配されていきます。赦しがたい思いから解放されて、自由になるためにはどうしたら?その唯一の方法が「赦す」です。別の言い方をすれば、赦しがたい怒りの権利をイエスキリストに明け渡す」のです。もし人が真に生きるための律法を守らないと、その代償は死です。イエスは死の状態から私たちを贖い出すために、このクリスマスにお生まれになったのです。イエスが私たちのためにしてくださったことは、人となられて律法が要求する完全な生活、生き方を私たちの代わりにしてくださいました。またイエスは律法が要求する死の刑罰を代わりに受けられました。私たちは贖い出された結果神の子どもとされました。子は親に似ます。神に似た私たちは、すでに自由を奪う怒りの権利をキリストに預けたので、真に人を赦すことができるようになります。「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」(ヨハネ1:12)もし、この方を救い主として信じるなら、あなたは律法の下から贖い出されます。特別なクリスマスが待っているだけです。