2017年1月8日 新年礼拝 -堅固な教会づくり-

「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」
Ⅰペテロ4:7


Ⅰペテロ4章7-11節

 昨年まで教会は「キリストの弟子として歩む」というヴィジョンのもと歩んできました。イエスの弟子として益々宣教を進めていくために、教会がしっかりと建っていなければなりません。足元がぐらついたり、目的を失ったら立ち行きません。そこで2017年から3年計画で「堅固な教会づくり」に努めます。具体的には一年ごとに①祈り、②愛、③奉仕です。今年は「祈り」として『主のみこころが完成することを願い祈る』というヴィジョンで進めて行きます。「万物の終わり」とはクリスチャンにとってイエスの再臨の時です(マタイ24:3‐14,29‐31,35、Ⅰコリント15:20‐26)。これらの参考聖句から、再臨時の前兆を気を付けて確認すること、イエスの再臨によって最後の敵である死が滅ぼされ、完全な贖いがされることが教えられます。このことゆえに私たちは再臨のイエスを待ち望むのです(黙示録22:20)。つまりペテロは手紙で、「主のみこころである再臨が完全に成就することを願い祈りなさい」と教えています。再臨はクリスチャンのゴールです。教会か活気づくこと、救われる人が増やされること、教会の奉仕が整えられ、必要な経済が満たされること…そのすべてがイエスの再臨というゴールに結びついていることが大事です。活気づくこと、教勢が増えることはゴールではありません。このゴールは天にあります。これを見落とすと、どうしても地上のことだけを祈り求めてしまいます。その視野が地上部分で埋もれてしまわないように注意しなければなりません(ルカ21:33,34)。イエスの再臨を願い祈ることを保つためには、イエスが教えた祈りの基本姿勢に従うことが求められます。「御名があがめられ、御国が来、みこころが行われるように」(マタイ6:9b,10)との祈りは、まさに主の再臨を願い祈ることです。その祈りを保つためには「私たちの父」(マタイ6:9a)に祈る意識を持つと良いのです。あなたの父であるゆえに、あなたの必要をあなた以上に知る父との交わりを密にするなら、堅固な教会づくりのための祈りがささげられるのです。