2019年7月7日 ー永遠のいのちへの水ー 片山大輔師

しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。
ヨハネ4:14


ヨハネ4章5-19節

【祈り会説教 ネヘミヤ記6章から「城壁の完成」】
「こうして、城壁は五十二日かかって、エルルの月の二十五日に完成した。」(15)神のみこころを遂行する者には必ず試練があることを、城壁再建のヴィジョンを頂いたネヘミヤから教えられます。6章に至るまでに何度も敵の妨害を受けて来ました。その度に「天の神に祈って」乗り越えて来ました。城壁完成間近、ネヘミヤは二つの試練を受けました。これまでのあざけりや暴挙といった攻撃ではなく、「会見しよう」と正当な対応をしてきました。ネヘミヤは何度も言い寄られましたが、「私は大工事をしているから、下って行けない…」と断りました。彼が再建という主のみこころを最優先にしているのがわかるでしょう。優先順位を狂わす誘惑は今の多忙なクリスチャンにこそ向けられます。これは常日頃から神に祈っていたのでネヘミヤは守られました(1:4、2:4、4:4、6:9)。祈りは誘惑に勝利する大切な武具です。最後の試練は仲間の裏切りです。彼は祈ってもらおうと預言者の家に行ったところ、家には入れてくれず、宮の本堂に入るように言われました。そこで敵がネヘミヤを殺す手はずになっていたのです。この時ネヘミヤは本堂に入ることを拒みました。なぜなら、そこは聖所と呼ばれる所であり、祭司以外の者が入ってはいけない聖書の教えがあるのです。これはイエスがサタンの誘惑に会った時に、「(聖書には)~と書いてある」と、神のことばによって対処したのと同じです。信仰者は神のことばに従い、みこころを遂行すればするほど、試練に会います。しかし、祈りと神のことばの武具を身に着けているならば、サタンに策略を見抜くことが出来るのです。ただ見抜くだけではなく、神は私たちを通して、主の救いのご計画(みこころ)を成し遂げようとされます。