2015年1月4日 新年礼拝 キリストの弟子の使命に歩む

そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
マルコ3:14,15


使徒1章3-8節

 2015年の教会ヴィジョンは「キリストの弟子の使命に歩む」です。その使命は言うまでもなく伝道することです(マタイ28:19,20、マルコ16:15、Ⅰペテロ2:9)。昨年教会は「キリストの望まれる弟子となる」を掲げ、キリストに聞き、学ぶとして「聖書の読み方」の訓練を受けてきました(今後も継続します)。次のステップが伝道です。キリストは命じるままではなく、ご自身が伝道をされています。主の模範に倣う弟子となりたいものです。使徒1章から学びます。

 第一に学ぶことは、伝道はイエスが主導であるということです。イエスがそれを動かし、進めておられます。贖罪の務めを果たされたイエスは確かに天に上られたのですが、助け主であられる聖霊によって働きは継続されるのです。イエスこれまでのような物理的、地理的制約を受けず、あらゆるところにおられるのがわかります。イエスは聖霊によって働きを前進させ、聖霊はイエスが始められたことを、教会を通して遂行されるのです。天に帰られつつ、地上にいる弟子たちに「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」と言われた意味はそういうことです。第二に、伝道は聖霊の力によって行うものです(8節)。これは伝道の根底になすもので、イエスご自身も聖霊によらずには伝道されませんでした(ルカ4:14,18)。ある人は才能を持ち、十分な訓練を受け、幅広い経験を持っているかもしれません。しかし、その人に聖霊が働かなければ、その人は無力です。反対に、教養もなく、魅力に乏しく、洗練されていない人であっても、聖霊の力に支えられるなら、伝えるべきものは確実に伝わるのです。聖霊が伝えようとしているものは神のことばそのものです。その神のことばは、イエスキリストを証言するもので、最も大切な内容は「イエスが私たちの罪のために死なれたこと、葬られたこと、三日目に死人の中からよみがえられたこと」です。この福音を人々が信じることによって、罪から救われることは人間の力では不可能なことです。救いは神に奇蹟です。ですから、伝道は聖霊の力によってのみ行なうのです。ですから、あなたもできます。そのときイエスはともにおられます。