また、私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。
Ⅱペテロ1:19
講解説教No.9
Ⅱペテロ1章19節
これまでペテロは、キリストの力と来臨が真実であることを、目で見たこと、聞いたこと、その場に居合わせたこととして証ししました。なぜその証言が真実と言えるのか?それが神のことばだからです。「さらに確かな預言のみことばを持っています」と言って、ペテロの3つの体験と比較しています。『自分たちが見聞きした体験よりも、もっと確かな証拠がある』と言っています。確かな証拠とは「預言のみことば」(聖書)です。ペテロはここで聖書の信憑性を語っているのです。聖書の信頼の度合いが高いのは神のことばだからです(黙示録22:18,19 Ⅰペテロ1:23-25)。また聖書が真実だからです(詩篇119:160 ヨハネ17:17)。一番の問題は神のことば、真実の聖書にふさわしい敬意を私たちが払っているかどうかです。敬意を払い方として大切なのは神のメッセージに従うことです。この神のことばの力は、「暗い所を照らすともしび」として働きます。汚れ切った闇の世界を照らす力がみことばにはあります。これは私たちがみことばを語り続けなければならない理由にもなっています。ともしびとしての働きには期間があります。明けの明星が心の中に上るまでです。これは、再臨されたキリストが心の中に上る、すなわち、私たちの救いの完成のことです。罪のからだが完全に贖われることです。その時が来たら、もう神のことばに目を留める必要はなくなります。しかし今はしっかりと目を留め続ける必要があるのです。その神のことばは一番信頼におけるものです。いろいろな惑わしが入って来ても、みことばに立つなら大丈夫です。本日も神のことばである聖書の素晴らしさを知ることが出来ました。聖書に敬意を払い直して、従って行きましょう。