2019年1月27日 ペテロの手紙第二 -神のことばに忠実に従う-

私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。このキリストに、栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。アーメン。
  Ⅰペテロ3:16


講解説教No.22
Ⅱペテロ3章15、16節

 キリストの再臨の事実にふさわしく生きることが求められています。第一に主の忍耐が救いであると考えることです。主は忍耐深く、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられます。これを心で考えることが求められているのは行動するためです。ひとりでも多くの人が救われるために行動するのです。つまりふさわしく生きるとは、イエスキリストの救いを宣べ伝えて生きるということです。これは「主の祈り」とも合致しています(マタイ6:10)。「御国が来ますように」との再臨を待望するためには、地でみこころが行われなければなりません。それが宣教です。再臨の事実にふさわしく生きる人は熱心に福音宣教に取り組んでいる人です。さて、ペテロは自分が語っている再臨が事実であるということ、それにふさわしい生き方をせよというメッセージが真実であることをパウロ書簡を用いて証明しようとしています。単に「パウロも私と同じことを言っているではないか」と主張しているのではなく、それが「与えられた知恵に従って」書き送られたものだということです。パウロの手紙もペテロの手紙も神からのものです。それを真理から逸脱して曲解する人たちがいます。書かれていることが難しいからと言って自分勝手に解釈するなら神のさばきから免れることはできません。曲解する人は「無知な、心の定まらない人」です。この人は正しい情報に欠けており、心が土台にしっかり打ち付けられていないのでふらふらしています。学んでいないのではありません。学んでいるにもかかわらず情報に欠けるのです。聖書は神のことばです。絶対的な権威あることばがキリストの再臨の事実を語っているのです。ですから、私たちは人間に従うのではなく、この神に従うことが必要です。