2012年12月30日 実を結ぶために

わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。

ヨハネ15:4
        

 立川教会はすでに新しい目標に向かって歩み始めています。ヴィジョンの互いに愛し合うに基づいて3年計画が立てられ、来年が3年目です。今年の流れを振り返ってから2013年に進みたいと思います。

 イエスは互いに愛し合いなさいという戒めをくり返し命じます(13:34、15:12、15:17)。それはキリストの愛が、信仰者の示す愛(互いに愛し合う)によって現されているからです。それはぶどうの木と枝との関係でも表されています。神の祝福としての実は私たちである枝に実ります。神のご自身のご栄光の現し方は、必ず私たちを通して行われます。信仰者の示す愛は「わたしがあなたがたを愛したように」(15:12)とあるように、キリストの愛に限ります。心にねたましさや敵意が含まれるような愛では、キリストの愛は示されません。自分の内に愛が欠乏しているからこそ、キリストにとどまるという主からの命令を守るのです。

 この戒めに従うための有効な手段は、自分の内にきよさを保つことです。それは刈り込み作業で、苦難や試練を通してきよさを保ちます。そもそも幹なしに枝だけで生きることができないのですから、キリストと密接な関係を維持し、近づき、重荷を下ろし、ゆだねていきましょう。私たちが主の戒めを守り、きよさを保つなら、キリストはしもべであるはずの私たちを「友」と呼んでくださいます。友にはご自分の神としての計画と御考えを隠さず、すべて知らせてくださいます。2013年、私たちはキリストの友として前進して行きます。それは私たちが実を結ぶために、神の任命を受け、遣わされて行くのです。絶大な信頼がキリストから向けられているのですから、キリストが望まれるままに行きましょう。