2012年12月9日 暗やみから光に

それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。
使徒26:18


コリント人への手紙第二 4:1-6

 伝道する際に、とても励みになる聖書の約束があります。伝道する人は勇気を失うことがない…私たちは神からあわれみを受けて、この務めに任じられているから、勇気を失うことがないというのです(1節)。かつて、神からかけ離れた生活をしていた者が、今や福音を伝える側にいます。神のあわれみがなかったら伝道はおろか、救いに預かることもなく罪の中に居続けていることになります。

 勇気は心の持ちようでどうにかなるものではありません。自分の中に確かな根拠があって持ち得るものなのです。さらに私たちは神のあわれみゆえに、恥ずべき隠されたことを捨てます。信仰生活、或いは伝道において不純な動機を持たないということです。また、悪巧みに歩みません。利己的な思いでやり遂げないということです。神のことばを曲げません。自分の感情や経験を動機で神のことばを扱うようなことをしません。結果として、私たちは、すべての人の良心に、キリストにある自分を推薦するのです。

 それでもキリストを信じない人がいる場合、サタンがその人たちの心を覆って暗くしていると聖書は教えます。サタンはキリストの福音を信じないように、不信の心へと誘惑するのです。人がついに滅びにいたる最大の罪は不信であり、ことにキリストを拒む不信の罪です。この聖書の真理を正しく知ることも勇気を失わない重要な要素です。キリストを信じさせないように、その手を休めようとしないサタンに対して、私たちが行なうことはただ一つ、イエスキリストを宣べ伝えます。あなたの口から「キリスト」ということばを発して伝えましょう、勇気を失うことはないのですから。暗い闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせましょう。