2018年6月10日 ペテロの手紙第一 -へりくだりなさい-

ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。             
Ⅰペテロ5:6


講解説教No.27
Ⅰペテロ5章6~7節

 ペテロは読者たちに「神の力強い御手の下にへりくだりなさい。」と勧めます。「神の力強い御手」は旧約聖書によく出て来る表現です(出エジプト13:9,申命記3:24,9:26)力強い神の御手とは、『もし民が神の導きをへりくだって受け入れるならば、力強い神の御手が民の上にある』という考えが背後にあります。ペテロはそれを意識してその言葉を使ったのでしょう。エジプトに売られたヨセフは、自分のことを抹殺しようとした兄弟たちに次のように言っています。「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした。」(創世記50:20)私たちの人生の中にも心に整理し切れない事柄もあるでしょう。しかし私たちはそのような人生経験を決して恨みません。なぜなら神の力強い御手が私たちの行く先々のかじを取ってくださることを知っているからです。
また神はちょうど良い時に私たちを高くしてくださいます。「ちょうど良い時」とは「かの日」すなわちキリストの再臨の時のことです。その日へりくだった私たちを間違いなく高くしてくださいます。
神が高くしてくださることを信じる人は、生活の思い煩いを神のお任せ出来る人です。エジプトに売られたヨセフはある時をきっかけに、一切の思い煩いを神に任せるようになりました(創世記40:9-41:1)思い煩っている時というのは力強い神の御手を認めていない時です。私たちは自分の考え通りに事が進まないと思い煩います。聖書はそれをいったい神に委ねよと勧めているのです。どうしたら委ねることが出来るでしょうか?それは神があなたのことを心配してくださっていることを知ることです。神があなたに心を使ってくださっているなら、不利になるはずがないのです。ですから信じましょう。神が高くしてくださること、心にかけてくださっていることを。

2018年6月10日 週報より報告

【ドルカス会】
☆6月7日(木)ドルカス会でフラワーアレンジメントと聖書のお話の会が行われました。メッセージは聖書講演会に先立ち「幸せ?」について牧師が取り次ぎました。多くの新来者、再来者が集いました。

【トラクト配布】
☆6月3日(日)、9日(土)にトラクト配布を行いました。配布地域は教会周辺、西武立川駅周辺、一番町一丁目、中神の集合住宅です。

【本日の予定】
☆礼拝後、7月14日(土)に行われる結婚式の説明会を行います。
☆昼食後、聖歌隊の練習を行います。
☆聖歌隊後、日曜学校教師会を行います。並行してトラクト配布(つつじが丘団地)を行います。参加する方は貴久兄の車で移動します。

【今後の予定】
☆6月11日(月)、12日(火)牧師は国内宣教委員会で行われる教会訪問に参加します。北関東の以下の教会を訪問します。
大平、小山、野木、足利、めぐみ、太田、セントラル。
☆6月23日(土)10時から会堂のワックス塗り作業を行います。参加者はホワイトボードにご記入ください。
☆6月24日(日)牧師は八王子教会で伝道集会のメッセージ奉仕です。立川教会での礼拝説教は小林太秀師(仁戸名教会)が奉仕されます。午後礼拝は牧師が担当します。

【聖書講演会】
☆今週末いよいよ聖書講演会が始まります。ご家族、ご友人が来会するように、また案内をご覧になっておいでになる方々が与えられるように祈りましょう。牧師の説教奉仕のためにお祈りください。

【献堂式】
☆7月21日(土)14時から太田聖書バプテスト教会(佐藤一彦牧師)の献堂式が行われます。新住所は群馬県太田市石原町416-23です。

2018年6月3日 ペテロの手紙第一 ーしぼむことのない栄光の冠ー

そうすれば、大牧者が現われるときに、あなたがたは、しぼむことのない栄光の冠を受けるのです。             
Ⅰペテロ5:4


講解説教No.26
Ⅰペテロ5章4~5節

 群れを牧する霊的リーダーの責任は大きなものがあります。パウロも群れ全体を導く者として「日々私に押しかかるすべての教会への心づかい」を苦難の一つに数えています(Ⅱコリント11:28,29)。しかし彼らには特別な報酬があります。「栄光の冠」です。義の栄冠を長老に限らず、キリストに従う者には、どんなに苦しくても、それをはるかに上回る報いがあることがここで教えられています。パウロは「今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです」(Ⅱテモテ4:8)と断言しました。私たちも自分が受ける報いにもっと関心を持つべきです。「若い人たち」に対しては、長老たちに従いなさいと命じます。若い人たちとは学びの途上にある人たちです。経験がまだ伴わない知識だけの、高ぶる危険性があります。それに対して長老たちは、経験が伴うだけではなく、みことばを自ら行っている人たちです。ヤコブは「みな互いに」謙遜を身につけなさいと言いました。「みな互いに」の中にヤコブ自身と長老たちも含めています。みな互いに謙遜を身に着けるとは、教会を形成するときに、教会に属する人が皆学び得ることが謙遜です。若い人たちは、その激しい試練の中で信仰を守り通すことで必死です。その人たちが群れ全体を見渡す必要はありません。だからこそそういう役割の人を神は教会に置いてくださるのです。霊的リーダーは誘惑に陥る高ぶる人をへりくだるように導くのです。その働きは大変です。だからこそ、彼らにしぼむことのない栄光の冠が用意されているのです。若い人もへりくだるなら、十分すぎる恵みが与えられます。これらの報いを知らないで試練の生活を送ることは困難です。何のために信仰生活をしているのかわからなくなるでしょう。であるから、私たち従う者には必ず報いがあることを信じ、期待しようではありませんか。

2018年6月3日 週報より報告

【墓前礼拝の祝福】
☆5月27日(日)午後、奥多摩霊園で墓前礼拝が行われました。ヨハネ14章から「天の住まいを見据えて」と題してメッセージが語られました。23名が出席しました。

【青年会】
☆6月2日(土)青年会が行われました。ヨハネ15章から「実を結ぶために」と題してメッセージが語られました。礼拝後、青年キャンプ主催についての打合せを行いました。

【本日の予定】
☆昼食後Wedding Projectの打合せを行います。
☆14時から午後礼拝を行います。
☆午後礼拝後、聖歌隊の練習を行います。☆トラクト配布を行います。①聖歌隊以外の兄姉は西武立川周辺に配布します。②聖歌隊後に行く兄姉は教会周辺に配布します。教会に残る方々で会堂清掃をお願いします。

【予定】
☆6月7日(木)10時からドルカス会の「フラワーアレンジメントと聖書のお話の会」を行います。新来者、再来者が多く集います。福音が確かに伝えられるようにお祈りを。
☆6月9日(土)13時30分からトラクト配布を行います。希望者はホワイトボードに記入してください。
☆6月23日(土)10時から会堂のワックスがけを行います。ご協力ください。
☆6月24日(日)午前、牧師は八王子聖書バプテスト教会伝道集会のメッセージ奉仕です。立川聖書バプテスト教会での礼拝説教は小林太秀師(仁戸名BBC)が奉仕されます。午後礼拝は牧師が担当します。

2018年5月27日 ペテロの手紙第一 -群れの模範となりなさい-

あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。             
Ⅰペテロ5:3


講解説教No.25
Ⅰペテロ5章1~3節
 
 万物の終わりに教会に迫る厳しい試練に際し、ペテロは教会の霊的リーダーである長老(使徒14:23、15:2、20:28,29)の必要性を教えました。長老は群れ全体に「気を配る」(使徒20:28)働きです。ペテロはこの働きを強制されてするのではなく自ら進んで行うことを勧めています。常に気を配る奉仕はメンタル的にも大変です。他の奉仕にも適用できますが、任せられた奉仕が大変になってくると「それでも責任だから、やらなくては…」と次第に積極性が削がれて行ってしまいがちです。一般の働きと奉仕の違う点は、「神に従って」自ら進んですることです。奉仕への意欲はその信仰から来ます。もう一つ大事な点は、何を動機として神に従って進んで行うのかということです。「…そこで…お勧めします」(1)とあるように、前章にある万物の終わりに主にあって苦しみを受けることを喜ぶことを動機として、この教えに従うのです。何が喜びなのか(4:12-14)、今一度確認してください。第二に、卑しい利得を求める心からではなく心を込めて行うように勧めています。その役得、奉仕のゆえに受ける利得のためではなく、その奉仕自体が与えるものでなければいけません。受けるよりも与えるほうが幸いであるというイエスの教えは全てに適用できます。第三に、群れを支配するのではなく、模範になることを勧めています。その群れは神が割り当てた神のものです。こちらが勝手気ままに自分の下に集めるのではありません。そうではなくて、群れの模範になるのです。イエスは弟子たちの前で彼らの足を洗うことで模範を示されました(ヨハネ13:5)。洗ってもらったペテロはイエスの真意が理解できませんでした(ヨハネ13:6)。わからない人には理屈を説明したくなるものです。しかしイエスはしもべとして仕えることを、ただ黙って行われたのです。これが模範です。そこに偉そうな部分は見られません。私たちの奉仕する姿も模範を示すことが求め
られています。ただ与えられた責任を果たすのではなく、主の教えに生きることを黙って行うのです。

2018年5月27日 週報より報告

【召天】
☆習志野バプテスト教会のマーサ・カクラン宣教師が5月22日(火)召天されました。葬儀は以下の予定で習志野バプテスト教会にて行われます。
28日(月)19時~前夜祈祷会
29日(火)10時30分~葬儀
主の慰めがあるようにお祈りください。

【本日の予定】
☆本日午後、奥多摩霊園で墓前礼拝を行います。参加者はホワイトボードの配車表を確認してください。教会を13時に出発します。礼拝後の昼食の支度と後片付けにご協力ください。
☆本日の午後礼拝はありません。

【予定】
☆5月28日(月)牧師は横浜聖書バプテスト教会で行われるJBBF理事会会議に出席します。
☆6月2日(土)13時から青年会を行います。
☆6月7日(木)10時からドルカス会の「フラワーアレンジメントと聖書のお話の会」を行います。
☆6月24日(日)午前、牧師は八王子聖書バプテスト教会伝道集会のメッセージ奉仕です。立川聖書バプテスト教会での礼拝説教は小林太秀師(仁戸名BBC)が奉仕されます。午後礼拝は牧師が担当します。

【神学校】
☆6月26日(火)~29日(金)神学校の卒業カンファレンスと卒業式が行われます。講師はアル・ライクマン師、説教者はラージャス師です。掲示板をご覧ください。
☆神学校だよりが届いています。

【東アジア宣教】
☆東アジアにおいて、2018年2月から外部からの宣教活動の取り締まりが厳しくなりました。現在派遣されている宣教師たちが守られ、なおもその働きが進展していくようにお祈りください。