2017年8月27日 ルカの福音書 ーイエスの埋葬ー

それから、イエスを取り降ろして、亜麻布で包み、そして、まだだれをも葬ったことのない、岩に掘られた墓にイエスを納めた。
ルカ23:53


講解説教No.126
ルカ23章50~56節

 イエスの十字架の姿は、それを正しく見る人の心を動かします。すでに死刑囚のひとり、百人隊長がそれに該当しています。ここに登場するヨセフも心動かされ変えられた一人です。ヨセフは議員のひとりで地位も財産も持つ人でした。彼はすでに「イエスの弟子」でしたが、「ユダヤ人を恐れてそのことを隠して」いました(ヨハネ19:38)。そんな彼も一線を画して、議員たちの計画や行動、すなわちイエスを殺害することには同意しませんでした。これが今のヨセフの信仰の位置ですが、十字架の真意という点では理解不足です。十字架で死なれることこそ神のみこころであってそれを阻止することになります(マタイ26:51-54)。そんな彼がイエスが亡くなられる姿を通してほんとうのイエスと出会ったのです。彼はイエスから一歩の勇気を頂き、思い切って遺体の下げ渡しを願いました(マルコ15:43)。この行動は彼が律法に背いて汚れるだけではなく(民数記19:11)、社会的な立場を失い、人々から批判を受けることとなるでしょう。生活も大変になるかもしれません。しかし彼はそのすべてを失うことを惜しいと思わなかったほどに、イエスとの関係に生きることを選んだのです。このことから、イエスを信じて救われていることと、イエスとともに生きることは別であることが教えられます。イエスとともに生きる豊かさを持ちたいものです。結果としてヨセフには役割が与えられていました。イエスの死と葬りと復活の証人としての役割です。イエスを葬ることはこの時ヨセフにしかできませんでした。有力な議員の立場があったので遺体の下げ渡しを総督に直訴でき、金持ちであるために処刑場からすぐ近くにある自分の所有する新しい墓へ葬ることができました(安息日が迫っていたので葬るという時間の猶予がなかった)。私たちも「私でなければならないイエスの死と葬り、復活の証人としての役割」が必ずあります。その役割の前に、イエスと生きることを決意しましょう。

2017年8月27日 週報より報告

【教会車】
☆本日、購入手続きを行った車(マツダAZワゴン)の納入日です(18時ごろ)。兄姉の祈りに感謝します。これまで使用してきたトヨタイプサムはおよそ6年間教会車として活躍しました。新たな教会車が宣教の働きに活用されますように。

【本日の予定】
☆14時から午後礼拝を行います。ファミリーキャンプでⅠテサロニケ4章(信仰者の生活、再臨のときのよみがえり)を取り上げましたが、その続きの5章が右記のテーマで語られます。
☆教会清掃後、聖歌隊の練習を行います。
☆本日15時30分に八王子聖書バプテスト教会にて西原智彦副牧師と聖書講演会の日曜学校枠について打合せを行います(寺岡朋彦兄と牧師が担当)。聖書講演会全体についても話します。

【予定】
☆9月2日(土)13時から青年会で聖書の学びを行います。
☆9月7日(木)10時30分からドルカス会で聖書の学びを行います。

【いやしのため】
☆小山淳也先生は予定よりも早い8月22日(火)に退院されました。9月6日(水)に詳しい検査結果がわかります。引き続きお祈りください。

【フェローシップ】
☆9月4日(月)14時から神学校の入学式が行われます(7名の入学予定者)。詳しくは掲示板を。
☆9月18日(月)13時半から上田聖書バプテスト教会(小川淳司牧師)の献堂式が行われます。
☆JBBF全国聖会は、JBBF70周年記念式典とタイアップし2019年に行われます。掲示板のポスターをご覧ください。

2017年8月20日 ルカの福音書 -イエスキリストの死-

イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。
ルカ23:46


講解説教No.125
ルカ23章44~49節

イエスが息を引き取られる時、3時間ほど太陽が光を失いました。これは日食や天候による現象ではなく、イエスが人間の罪のために死なれるこの出来事に関係します。この全地の暗さは全ての人間が神に逆らう罪の中にあることの現れです。これは神の特別な介入です。その裏付けとして、これまで散々イエスをののしって来た周囲でしたが、イエスの死の瞬間には一言も発していません。神への恐れと理解してよいでしょう。次に神殿の幕が裂けました。神殿の一番奥にある至聖所と呼ばれる神の臨在される場所と、人が罪の贖いのために礼拝をささげる聖所とを隔てる幕です。罪に汚れた人間がノコノコと神の御前に出て行って死を招くことを防ぐための隔たりです。その幕が裂けたということは、人が神の前に出る道が開かれたということです。死を遂げられたイエスによって、神に愛され受け入れられるようになったという救いの恵みをあらわしているのです。人が神に近づく救いの道が出来ました。そのことを確信してイエスは最後に、ゆだねますと叫ばれました。ゆだねたわが霊とは全存在のことです。「いのち」と言い換えることもできます。父にいのちをお返しします、というニュアンスです。それを大声で叫ばれたというのは、子が親を全く信頼している時の安心から発した言葉です。私たちも生きている今も、死ぬときも一貫して神を信頼したいです。どんなに平安でいられることか。このお姿を見た死刑執行の責任者である百人隊長は「まことに神の子であった」(マルコ15:39)と言って救われました。またついて来た女たちは確かな贖い主の証人となりました。息を引き取るにも関わらず父へのまったき信頼をあらわされたイエスにこそ、まことの神の子を見るのです。あなたもイエスを信じましょう。また信じている人は信頼して平安を頂きましょう。

2017年8月20日 週報より報告

【来会】
☆8月13日(日)初来会者があたえられました。また久しぶりに礼拝に出席された方もいらっしゃいました。

【聖書贈呈】
☆8月13日(日)聖書贈呈式が行われました。みことばによって養われるようにお祈りください。

【キャンプの祝福】
☆8月14日(月)、15日(火)ファミリーキャンプが行われました。棡原の自然の恵みの中で2回の礼拝と分かち合い、2回の子ども集会を行いました。また川遊びやレクなどを楽しみました。与えられたみことばによる成長があるように、また与えられた交わりが教会全体で深まるようにお祈りください。

【青年会】
☆8月19日(土)青年会で聖書の学びが行われました(マルコ2章)。

【本日の予定】
☆14時から午後礼拝を行います。右記のテーマから礼拝の心得を学びます。
☆教会清掃後、聖歌隊の練習を行います。

【いやしのため】
☆小山淳也先生は16日(水)に無事手術を終え、順調に回復とのこと。24~26日の間に退院予定です。
☆藤沢伝道師夫人よりお手紙を頂きました。引き続き術後の回復のお祈りを。
☆山元正美兄の耳の不具合、体調を崩している方々のためにお祈りを。

【秋の聖書講演会】
☆10月21日(土)、22日(日)秋の聖書講演会を行います。説教者は西原智彦先生です(八王子BBC副牧師)。伝道委員会でテーマを検討中です。お祈りを(今月中に決定)。

【神学校】
☆9月4日(月)14時から神学校の入学式が行われます(7名の入学予定者)。説教者、藤田正彦先生(甲府BBC牧師)

2017年8月13日 ー主イエスが再び来られるときー

私たちの主イエスが再び来られるとき、御前で私たちの望み、喜び、誇りの冠となるのはだれでしょう。あなたがたではありませんか。
Ⅰテサロニケ2:19


テサロニケ人への手紙第一
3章10-13節


 テサロニケの人たちが救われて間もなく、パウロを妬む人たちの妨害によって兄姉たちから引き離されしまいました。ですからパウロは彼らに会いたい、そして彼らの信仰の不足を補いたいと切実です。信仰の不足と言っても、パウロは彼らの「信仰の働き」(1:3)を評価し、苦難の中でも喜んでいる姿(1:6)は「すべての信者の模範」(1:7)とまで。パウロは高い理想を求めているのではなく、神の恵みのみわざを求めているのです。その恵みのみわざに応えて生きることが信仰です。それは「信仰はもう私の中では十分」と言えるものではありません。キリストが示された恵みは私たちの思いや尺度をはるかに超えたものです。それに応えて生きようとどんなに努力しても応えることはできません。つまり信仰というものはいつでも不足があるということです。具体的に、「愛に満ちあふれること」において不足しているとのご指摘(12)。テサロニケの人たちは「愛の労苦」(1:3)の評価を受けているほど、愛の実践において労苦をいとわなかった人たちでした。しかし痛みと渇きの中で「父よ。彼らをお赦しください」ととりなしたイエスの愛と比べるなら、やはり不足を補わなければならない者なのです。この愛には二つの内容を持っています。一つは「あなたがたの間の愛(兄弟愛)」。神の愛に応えてまず第一に必要なのは信仰者同士の兄弟愛です。愛しているつもりでも気の合う人、自分を評価してくれる人だけになっていることに気づくのです。しかし互いの間の愛は、教会に連なるキリストを信じる者だから愛するというものです。この愛(信仰)の不足に気づくべきです。これに続いてクリスチャン以外の「すべての人」に対する愛です。クリスチャンを愛するよりもそうでない人のほうが愛しやすいと思っている人はどちらも愛することができていません。やはり不足を自覚し、愛にあふれることを求めなければなりません。パウロの願いの極めつけは「イエスが…再び来られるとき…聖く、責められるところのない(非の打ちどころのない)者としてくださるように」(13)ということです。イエスの再臨のとき、私たちの信仰の不足が完全に補われ、愛にあふれるのです。聖書が要求してくる信仰の水準がこれほどまでに高いのは、神の恵みとあわれみでないと私たちが生きることができないことを忘れさせないため、もう一つ、イエスが再びおいでになるのを待ち望ませるためなのです。

2017年8月13日 週報より報告

【来会】
☆8月6日日(日)初来会者が礼拝に出席されました。

【教会車】
☆お祈り頂いている教会車の買い替えですが最終検討の結果、マツダAZワゴンに決定しました。8月7日(月)に関東マツダ堀之内ユーカーランド店にて購入手続きを行いました。納車引き渡しは今月末です。主の最善を感謝します。車両特別献金は本日まででしたが、今月末まで受け付けます。

【中高生の学び】
☆8月6日(日)中高生のための「異性とのかかわり」について聖書が語られました(牧師担当)。男女については多様な価値観が溢れています。聖書を知らなければ客観的な基準を持つことは困難です。レジメがあります。中高生以外の方々もぜひ知ってください。

【本日の予定】
☆本日は第二週(会議月)のため午後礼拝はありません。
☆教会清掃後、聖歌隊の練習を行います。
☆聖歌隊後、日曜学校教師会を行います。

【予定】
☆8月17日(木)のドルカスは夏休みです。
☆8月19日(土)青年会で聖書の学びを行います。マルコ2章が中心です。2章全体を読んで来てください。

【ファミリーキャンプ】
☆明日14日(月)からファミリーキャンプです。参加者は8時40分教会に集合してください(9時出発)。霊的実りを祈りましょう。
☆テサロニケ人への手紙第一1~5章を読みましたか?本日手紙全体のアウトラインを配布します。これを参考に手紙をお読みください(当日お持ちください)。

【いやしの祈り】
引き続きお祈りをお願いします。カルバリ教会の藤沢牧師夫人の術後の回復のため、山元正美兄の耳の聞こえの不具合のため、小山淳也牧師(名古屋サウスサイドバプテスト教会)の手術(8月16日)のため

2017年8月6日 主イエスが再び来られるとき

私たちの主イエスが再び来られるとき、御前で私たちの望み、喜び、誇りの冠となるのはだれでしょう。あなたがたではありませんか。
Ⅰテサロニケ2:19


テサロニケ人への手紙第一
2章19、20節

クリスチャンは「交わり」と呼ばれる信仰者同士の交流を大切にします。パウロもテサロニケの兄姉の「顔を見たい」と切望しています。親ぼくが目的ではなく互いの神への信仰のために必要とするものです。その交わりをサタンが妨げたとパウロは言いました。サタンの目的は私たちを神から引き離すことです。神との交わりを奪うことが引き離しに効果的だとサタンは知っています。神との交わりを得るためにはただ聖書を学び、祈っていても不十分です。実はクリスチャン同士の交わりを通して体得していくものです。パウロは妨げられたことで益々再会の思いを募らせます。その強い思いがテサロニケの人たちを「私たちの望み、喜び、誇りの冠」と呼ばせました。大切なのは「イエスが再び来られるとき、御前で」という前置きです。再臨のイエスの御前との前置きがあるということは、彼らの希望、喜び、誇りの冠は現在そこにあるものではないということです。今現在の私たちを見てそれらが実際にあればいいのですが、どうでしょう?それよりむしろ、弱さがあり、欠けがあり、失望のほうが…。そういう人を見たら賞賛するよりもダメ出しするほうのが明らかに多いのです。パウロが彼らを喜ぶことができたのは現在を見据えたのではなく、イエスが来られる再臨のときを見ていたからです。その時神の支配が完成し、サタンの力が滅ぼされ、そして私たちがイエスと同じ復活にあずかります。そのときイエスと直接会うという究極の交わりが実現します。その完成された姿を彼らに見ていたのです。きょう、大事なことは「再臨のイエスの御前で」という前置きです。それは不完全な自分の完成のときです。しかも確実に起こることです。この前置きがあるのとないのと、現在の生活にどんな違いがもたらされるか認識したいものです。

2017年8月6日 週報より報告

【教会車】
☆教会車の買い替えのための検討が重ねられ、マツダ車(AZワゴン)に絞られて来ました(1階の検討表参考)。先週は現物を見に八王子に出向きました。最終決定し購入に至るようにお祈りください。特別献金は8月13日(日)まで受け付けています。

【祈りのカレンダー】
☆8月号が出来ています。祈りのカレンダーの目的は神との交わりです。これを活用せずとも毎日聖書に触れ、神との対話(祈り)をしましょう。

【本日の予定】
☆13時から中高生対象に「異性とのかかわり」について聖書から語られます。参加者は自分で考え、判断し、行動するしっかりとした基準を頂いてください。
☆14時から午後礼拝を行います。
☆教会清掃後、聖歌隊の練習を行います。

【ファミリーキャンプ】
☆8月14日(月)、15日(火)ファミリーキャンプを行います。先主日参加予定者は説明会を行いました。当日に向けて体調を整え、準備しましょう。聖書の準備として、「テサロニケ人への手紙第一」(5章分)を全部読んでください。

【いやしの祈り】
お祈りをお願いします。カルバリ教会の藤沢牧師婦人の術後の回復のため、山元正美兄の耳の聞こえの不具合のため、小山淳也牧師(名古屋サウスサイドバプテスト教会)の手術(8月16日)のため