2014年6月8日 神の愛と救いの道 -田村成幸宣教師-

イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」
ヨハネ3:2


ヨハネの福音書 3章1~15節

 「こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。」(使徒9:31)「使徒の働き」は聖霊によって、教会を通して、「イエスの行い始め、教え始められたすべてのこと」(使徒1:1)が継続された記録です。昇天される前とは違い、キリストはあらゆるところで働いておられます。しかも聖霊によって働き始められています。キリストが始められたことを、聖霊は教会を通して遂行なさっています。著者ルカの強調点はキリストであると同時に聖霊です。聖霊によって励まされて初めて教会は前進することが出来ます。なぜなら、救われた者たちに、聖霊が臨まれると力を頂いてキリストの証をすることが決まっているからです(使徒1:8)。キリストの証をし、教会が前進していく働きは私たちが行いのではありません。私たちのうちにはそういった知恵も力もありません。ですから、イエスはルカ福音書で、求めるなら父なる神が聖霊を与えてくださることを教えておられるのです(ルカ11:13)。その求め(祈り)の教えをよく見ると、求める側に何も無い!から求め続けよと、そして結論として私たちのうちには無い、聖霊を求めたら与えられるというものです。ルカ福音書、使徒の働きと、順序立てて書いている(ルカ1:1)イエスのわざとおしえに従うなら、救われた者が行なう証・伝道は語るだけです。そのためのいっさいはイエスと聖霊がご用意くださっています。私たちはイエスのわざとおしえを変えてはなりません。「伝道は難しい」と結論づけることは、イエスのわざとおしえを否定していることであり、変えてしまっていることになります。そのわざとおしえのとおりに行なうならば、聖霊に励まされて、教会は必ず前進します。イエスのからだである教会に民が増やされ、もっと力強くサタンに立ち向かい、イエスキリストを証していくことができます。