2019年12月29日 主の働きとの関わり

使徒の働き13:13-26


(12月28日(土)青年会メッセージ「感謝」Ⅰテサロニケ5:18-20から)
一年の締めくくりとして、主への「感謝」をささげたいです。ということで、上記のみことばから、聖書が語る「感謝」が、自分の抱く感謝と同じかどうか確認しましょう。「すべての事について、感謝しなさい」ということは、良いことも望まないことも、となりましょう。テサロニケの手紙でパウロが、テサロニケ教会の兄姉たちに主にあって感謝しているのが伝わります(1:2、2:13、3:9)。ただ教会の事情を見ると、偽りの教えの脅威、生まれて間もない教会、なおかつ動揺しやすい成長の初期にいる信徒たちなど、感謝できる状況が見当たりません。パウロは、感謝することがキリストにあって神が望んでおられることだと大事なことを語っています。クリスチャンが感謝して生きることが、神のご意志だから感謝するのだと。私たちの中に感謝出来る事柄があるから感謝するのではありません。言い換えれば、私たちの中に感謝する根拠はないということです。その神のご意志は「キリストイエスにおいて」のご意志です。キリストにおいての私たちに対する神のご意志は、まず私たち人間が救われることです。そのための御子の十字架の死と復活。これが神の望み、ご意志です。「神を信じる」とは、私に向けられたこの神のご意志を信じるのです。信じたら従うのです。私たちがどんなに罪深く、またどのような苦しみに陥っていても、ひとり子の十字架と復活によって、私たちを愛してくださる神のご意志は決して揺らぐことはないのです。この神のご意志ゆえに、信仰者はすべてのことについて感謝できるのです。感謝を保つために、「御霊を消さない」こと、その御霊を保つために「預言をないがしろにしない」つまり聖書のメッセージを、いつも大切に聞くことです。